園長のひとりごと
未来のために
2024-01-13
2024年1月8日成人の日、14年前の卒園児の保護者の方から写真付きのメールを頂きました。そこには大きく、逞しく、そして美しく成長した2009年度卒園児たちが写っていました。就職して社会に貢献している子、進学し学業に励んでいる子、道はそれぞれ違いますが、その大きく成長した姿に感動と感謝が溢れました。我々、保育関係者は今現在の成長に焦点を当てがちですが、あの卒園から14年経った子どもたちの姿を目の当たりにし、子どもたちの未来の為に、乳幼児期と呼ばれる今をしっかりと関わることへの重要性をあらためて感じさせられました。ご家庭での大きな愛、集団生活からの社会への導き、そして友の助力、これらの関わり、環境は人格形成の土台となり、必ず本人の助けとなる重要なものなのです。「目の前の幼き命が大人と呼ばれるとき「しっかりと生きる」が出来ることを目標に、我々は今を大切に関わらなければならない」二十歳になった卒園児から教わり、新年がスタートしました。祝成人♪GOOD LUCK
成長とは
2023-10-03
子どもたちの感動
2023-08-03
暑い夏がやって来ました。これは一般的な季節の挨拶ではなく、本当に暑くて危険を伴うレベルです。園庭での外遊び時間も登園後、早い時間帯に移動させ、時間も短くなりました。日本の夏はこんな感じだったかな?イヤ暑くなってる!でもセミの鳴き声を聞くと、やはり子どもの頃の記憶が蘇ってきて、やっぱりこんな感じかな?の繰り返しで、結局暑さにやられてる今日この頃です。現在コロナ明けといった言葉をよく耳にしますが、確かに4年ぶりの催し物が全国で盛んに行われています。尾道でもみなと祭り、祇園祭と次々に復活し、住吉花火も戻ってきました。記憶が確かなら、花火は2018年に開催されて以来これまた4年ぶりの復活です。ということは、現在のふじ組さんがやっと満1才という年齢なので、夜空に上がる大きな花火を見上げる経験は、全園児ほぼ初めての経験となるはずです。この数年間は、様々な行事が中止、延期、旅行やお出掛けも控えようというネガティブな環境での生活でしたが、これからしばらくは初体験から来る感動を子どもたちは沢山味わえることでしょう。特にこれからの数週間は夏真っ盛り、海へ山へ、我々大人も童心にもどって楽しめそうです。さてここで少し、子育ての話に戻しますと、子どもたちの感動とは何でしょうか。子どもたちの感動とは、我々大人の感動「綺麗~」「素敵~」「嬉しい~」とは少し違います。子どもたちの感動とは、感覚が動く、感情が動かされる、まさに発達の一歩なのです。視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚、まだ経験の浅いこれらの感覚が、いろんなものを見る、いろんな言葉を聞く、触って冷たい、温かい、いい匂い、甘い辛い酸っぱい等日常的な生活のなかで、しっかりと動き、子どもたちのなかで洗練されていくのです。そして同時に、「スゲ~」「たのしい~」「おいしい~」と感情も動かされながら発達していく、これが子どもたちの感動です。これは簡単に言うと、いろんな経験をさせてあげるということです。しかしこれらの経験は必ずしもお泊まり旅行などの大きな喜びを伴う必要はありません。お家でも、近所の公園でも、その年齢に応じた、見る、聞く、触る、そして感じる、それだけで子どもたちの感覚はしっかりと動きます。感情も動かされます。大人と子ども「感覚、動いた?」「動いたよ!感動したよ!」と心の中で会話しながら、成長、発達を楽しむことも子育ての一コマに入れて頂ければ幸いです。これからも素敵な感動が日々できますように♪(2023年7月友愛だより)
友
2023-06-08
ふと事務所の窓から外を見ると、1・2才の子どもたちのカラー帽子が、縦横無尽に園庭を動いています。三輪車に乗っている子、落ち葉を集めている子、遊具や滑り台を楽しんでいる子、そして一人で走っている子、まさに十人十色の自由遊びが園庭に広がっていました。しかし目を凝らしてよく見ると、三輪車を交代しながら押しあったり、落ち葉は友達と分け合ったり、滑り台を滑る順番もきちんと待っています。何か叫びながら走っている子は、他の友達や三輪車などを上手く避けています。周りも、ぶつからないように逃げる子、後ろに付いて一緒に走り出す子と、そこには何か不思議な社会?繋がり?が存在していました。何気ない友達との、言葉もない状況でも子どもたちは育っています。みんなに育ててもらっています。そして、知らず知らずのうちに友達を育てています。思いつくまま、気の向くままに遊んでいるように見える子どもたちのなかにも「友を育て・友に育てられ」の関係がしっかりと存在しているのです。時には幼い心同士がぶつかり合うこともありますが、それも誰かが近くにいないと起こることはありません。逆に誰かが近くにいてくれないと笑い合うことも出来ません。1・2才の子どもたちにとって、今、一緒に遊んでいる友達は「育て・育てられ」を自然に共有し合うことの出来る、かけがえのない人生初めての友なのです。♪「か~わって」「い~や~だ」♪(`ε´)
マンネリ
2023-03-17
2月は逃げて行きました。昔から諺に「1月行く、2月逃げる、3月去る」とありますがまさにそう感じます。あと1ヶ月で今年度も終わり卒園、入園、入学と子どもたちは新たな生活をスタートさせます。毎年この時期は寂しいような、嬉しいような複雑な心情に見舞われますが、子どもたちの元気な笑顔に救われながら、4月からの新生活が喜びと幸せに満たされますことを願いたいと思います。先日の作品展には、皆様お忙しいなかをご来園頂きましてありがとうございました。子どもたちも自分が作った物、表現した物をお家の方にご覧頂けることに大きな喜びを感じていました。この作品展も今年度で37回を数える恒例の行事となりました。小学生、中学生のご兄弟がおられるご家庭の皆様には毎年、代わり映えのない印象をお持ちの方もおられると思います。ふじ組は魚の絵、のり貼り、自画像、ゆり組は版画、紙粘土のお雛様、すみれ組、ちゅうりっぷ組はシール貼り、描画・・毎年ほぼ同じ内容です。私もそう思います。しかし少し視点を変えるとそれは私たち観覧者の主観であることに気付かされます。子どもたちにとって作品展へ向け制作したものは、各年齢、現時点での成長に対して、全てが初体験でドキドキのなかに集中力を必要とするものばかりです。子どもたちにマンネリはありません。むしろ注意しなければならないのは我々大人の側です。過去の経験からの予測、推測は子どもたちにより良い環境を提供する上ではとても重要なことですが、一方でこの予測が方向を間違えると、子どもをみる観点そのものがマンネリ化してしまいます。家庭生活に置き換えてみると「お兄ちゃんお姉ちゃんは○○だったから、この子も○○すれば○○なるだろう」これはとてもありがちなことだと思います。しかし子どもは一人一人が別人格で、一人一人が今日も新鮮な成長をしています。各ご家庭で生活環境は大きく違いますので一概には言えませんが、子どもにとってお父さん・お母さんは一対一のかけがえのない存在であるということは、いつも心にお留め頂きたいと思います。今年度も残り僅か、感謝のなか子どもたちとの良き思い出を与えられますことを心より願います。(2023.2月の園だよりより)






